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台湾、日本のコウゾ、カジノキの花

コウゾ、カジノキの開花

  今年の5月初旬から中旬あたりの台湾(台北、台東)ではカジノキ、日本(東京)では、ヒメコウゾ、コウゾ、カジノキの開花がみられる。

  下記の画像は、東京・青梅丘陵で見られたヒメコウゾの花だ。(同じ枝に雄花、雌花が咲く。)野生で随所に見られ、1,2年の若い木にも花を咲かす。雄花は小さく丸い。
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  2段目左は、東京・王子にある紙の博物館に植えられたコウゾの雄花だ。ヒメコウゾの雄花よりも長くズングリしている。この時期、小石川植物園に1本植栽されているコウゾにも紙の博物館同様の雄花が咲いていた。コウゾの花は、樹齢2,3年以上でないと咲かないとされる。



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  3段目左は、東京・小石川の東大・小石川植物園に咲くカジノキの雌花で、右側は同じ小石川植物園のカジノキの雄花だ。雄花はコウゾよりも細長く「くの字形」のものが多い。カジノキは明瞭に雌雄異株である。

  最下段は、この3月にインドネシアで撮ったマロの木と珍しい雌花の画像だ。以前紹介した雄花は、カジノキと似て細長く「くの字形」をしていた。台湾、日本のコウゾ、カジノキの花_f0148999_14493017.jpg
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by PHILIA-kyoto | 2010-05-15 15:00 | 樹皮紙 紀行  

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